みっくすべじたぶる
日々の徒然・同人話題。ジャンルいろいろ。
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現代萌衛星図鑑読んだ
今日はちょっと本の紹介。
表紙が萌絵なのでちょっと躊躇うかもしれませんが(爆)
中味はわりと硬派、と言うかNHKのプロジェクトXを髣髴とさせるような
苦難と涙の連続な戦いの記録です。
表紙は萌え絵ですが漫画は少しで、あとはわかりやすい読み物と
解説やイラストで構成されています。
勿論読み物の中の衛星は「彼女」呼びですよw(ひこぼしは男の子)
気象観測衛星「ひまわり」
ハレー彗星探査機「すいせい・さきがけ」
技術試験衛星VII型「きく7号/おりひめ・ひこぼし」
環境観測技術衛星「みどり2」
次世代型無人宇宙実験システム「USERS」
小惑星探査機「はやぶさ」
月周回衛星「かぐや」
みな一度は聞いた事のある名前ではないでしょうか。
気象観測衛星ひまわりの名前はどはとてもよく聞きますね。
ひまわりのくだりをちょっとご紹介。
大自然の脅威と戦い続けてきた歴史に幕を下ろすため、
はるか衛星軌道へと打ち上げられたひまわり。
何度も代替わりを繰り返し、5号がその役目を終える寸前、
次の代を担うはずだった衛星「みらい」は打ち上げに失敗、
太平洋上で乗っていたロケットごと爆破されました。
待っていた援軍は太平洋に散り、
次のロケットもまた打ち上げに失敗、
新しい衛星は作成していた会社の倒産のごたごたで手配できない。
すでに寿命を迎えようとしていたひまわりは、前任の4号をバックアップに
賢明な延命処理が施されます。
しかし程なく4号は力尽き、姉を失った5号は再び孤軍奮闘することに。
ようやくアメリカから別の衛星がはるばる移動して助けに来てくれましたが、
それも欠陥があったために予備にされていた衛星で、
ひまわりはまだ倒れるわけには行かなかったのでした・・・・・・
新型がやっときてくれるまでを耐え凌いだひまわり5号の話は
ティッシュ無しでは読めません(爆)
新型には是非新しい名前を、と決まっていたのを、
今までのひまわりの奮闘に役所が折れて、再び新型衛星に
ひまわりの名前が冠されたあたりじゃもう、涙ぼろっぼろ・・・(笑)
このひまわりに限らず、他の衛星たちも語るも涙聞くも涙の
苦労のエピソードがこれでもかと積み上げられます。
最近話題になった、イトカワに行って来たはやぶさ。
満身創痍の状態でありながら、今年の6月に戻ってくるんですよ。
無事に戻ってきて欲しいものです。
日本の科学技術と宇宙開発を一身に背負って打ち上げられる彼女たち、
衛星がとても愛しくなってくる不思議な本ですよ。
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