みっくすべじたぶる
日々の徒然・同人話題。ジャンルいろいろ。
レビューは容赦なくネタばれます。ご注意。
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鉄骨抜いたマンションの話。
さて。
数日、カラスコカラスコカラスコカラスコカラ(以下略 ・・・で舞い上がっておりましたので(爆)、今日は真面目な話題に立ち戻ってみたいと思います。
ネタは近頃流行の鉄骨の少ないマンションの話。
ネットを数日ぐるぐる居眠りしつつ回って情報を集めてみましたが、これ単に経費節減とか詐欺とか言う以前の、役人から末端の業者にいたるまでのべったり癒着の構図なのですね。
問題の発端は構造計算を請け負った姉歯(あねは)建築設計事務所が、建物にかかる地震力の数値を約半分にして入力した結果、柱が細く、鉄筋が少ない建物ができあがっていたって話。しかし結局のところ、この人に仕事を依頼していた建設会社経由で建築主から「鉄筋の数を減らせ」と具体的な数の指示まで出ていたというし、突貫工事といえばここ(要するに手抜き工事といわんばかり(^^;)とまで言われてる建設会社が建設していたのだし、さらにはこの手抜き欠陥マンションを売る立場の奴らも事情は知っていたはずというし、ダレも彼もが事情を知りつつ利益のために口をつぐんでいた構図でしょう。
設計士が言うには、ツボ単価を40万以下(普通のまともな建築会社ならこの予算で建つのは木造アパートだそう)に抑えろとヒューザーから言われているのでそうしろ、と木村建設会社から指示→それは無理だと主張したら鉄骨の数を減らせと指示→強度的に無茶だと主張したら仕事を回さないと脅される→浮いた建設費は木村建設の幹部にキックバック、という流れ。病気の家族がいるので仕事が回ってこなくなるのは非常に困るため、悪いこととは知りつつも指示に従った。ということらしい。
なんか・・・・・・なんかさぁ・・・・病気の家族のことまで持ちだされると、ついつい追及の矛先が鈍るのですが、違う気がするのですヨ。
それはプライドの問題だ。
どんなに困った状況であろうと、自分の良心に恥じない生き方が出来るかどうか。の問題だ。確かに、建築設計士である以上、それで飯を食うのが一番効率がよくて割が良いだろう。でもな、それは犯罪に手を染めてまでもやりとおさなければならないことか。汚い仕事で養われる家族はどうだ。そんな状態に家族を置くことに心苦しさは覚えないのか。
底辺の仕事ってのがある。所謂単純労働だったり、3K職場だったりであまり人の好まない仕事だ。しかしこの仕事をする人がいなければ、世の中は立ち行かないという立派な仕事だ。そして大概において、この仕事はいつも人手が足りない。
病気の家族を養わなくてはいけないなら、この手の仕事をやったっていいのだ。事実そうしている人もたくさんいるだろう。やりたいこと、かなえたい夢はあるけど、事情が許さないからひたすら毎日頑張っている人たち。
結局「病気の家族がいるから、仕事がなくなると困るから」は甘えなのだと思う。そうすれば許される、というひとつの免罪符だったのだろう。だが違う。それは違う。
そして開いた口が塞がらないのがヒューザーのシャッチョさん(^^;ナンデスカこのひと。姉歯建築設計事務所なんて知らぬ存ぜぬ、から始まって、ホリエモンになぞらえてオジャマモンと呼べの、あっという間に立て替えてヒューザーは違うと言わせて見せるのといろいろ吹きまくった挙句に、木村建設が不渡り出した途端によわよわっとなって公的資金投入をお願いしたいってあんた(^^;
いい加減にしろこの大馬鹿野郎
って感じ。どこぞで聞いた話ですが、生放送番組に出演して、司会者からさんざんつっこまれて被害者に補償するみたいなことを渋々承知させられてたら、CMに入った途端「阪神大震災ではたくさんのビルが倒れたのに」「中には手抜き工事もたくさんあったはず」「なんで俺ばっかり」「他の会社もやっていることだ」みたいなことをわめき散らしたらしいので開いた口が塞がらなくてかくーんと地面まで落ちますよ。CM開けにはまた元に戻ったらしいのが失笑ですな。なにこいつ。馬鹿?こいつがトップの会社ってなに?
しかも、イーホームズが不正に気付いたのは10月半ばだという。その時点で、姉歯氏とこの会社の両方に、国土交通省に報告する旨、伝えたそうだ。だから青天の霹靂と叫んでいた日よりもずっと前に彼は事実を知っていた。さらに言えば、今更公表してどうする、黙っているほうが得だとイーホームズに対して脅しをかけたらしい。
人の命が懸かってるのに、なんだこいつヒトデナシ、とか思う以前に、手抜き工事を指示したのならそんなものとっくに先刻承知なんだから(−−; さらに言えば社長から営業にいたるまで欠陥マンションだったことなんて、最初っから承知で売ってたわけだ。中にはそういうのに耐え切れなくて退社した人もいる。人間として正しいと思うのはこっち。
さらにもうひとつ、民営の建築検査機関。他に比べてイーホームズはチェックが甘いから、と言われているけど、なら他の検査機関は大丈夫かって言うとそれさえもちょっと怪しい。だってこの民営の検査機関に出資してるの、住宅会社や建築会社なんだもん。例えばERIに出資しているのはミサワ、大和、積水などの大手住宅メーカー、TBCに出資しているのは清水建設などのゼネコン、これらが金を出して設立させた。とうぜんというかなんつーか・・・・水心あれば魚心じゃないけど、親会社のものにはチェックが甘くなるのは目に見えてるというか、その為にこそ民営化をさせようと政治家を接待漬けにしたって話。阪神大震災がきっかけで、建築基準法が早急に見直されることになったとき、ここぞとばかりに民営化を推し進めて可決させてしまった。結果がこれだよ。
当然そんな感じで、役人から政治家から末端の人間に至るまでべったりなのが今回の事件なわけだ。「まぁいいか、なぁなぁ」でべったりべたべた腐ったわけやね。べったりべたべたでも納豆になれば美味しく食べられて身体にもいいのに。
べったりべたべたな故に、黒幕は追及されないで終わりそうな予感がする。ここで一念発起して、行く所まで追求してくれよ。そうでなければ、マンションには安心して住めないし、ホテルに泊まるのも安心して出来ないよ。
そして今回の教訓はこれだろう。
たとえ自分が苦労しても辛くても、誇りのもてる仕事をすべし。
自分を含め、そう思う今日この頃なのです。
数日、カラスコカラスコカラスコカラスコカラ(以下略 ・・・で舞い上がっておりましたので(爆)、今日は真面目な話題に立ち戻ってみたいと思います。
ネタは近頃流行の鉄骨の少ないマンションの話。
ネットを数日ぐるぐる居眠りしつつ回って情報を集めてみましたが、これ単に経費節減とか詐欺とか言う以前の、役人から末端の業者にいたるまでのべったり癒着の構図なのですね。
問題の発端は構造計算を請け負った姉歯(あねは)建築設計事務所が、建物にかかる地震力の数値を約半分にして入力した結果、柱が細く、鉄筋が少ない建物ができあがっていたって話。しかし結局のところ、この人に仕事を依頼していた建設会社経由で建築主から「鉄筋の数を減らせ」と具体的な数の指示まで出ていたというし、突貫工事といえばここ(要するに手抜き工事といわんばかり(^^;)とまで言われてる建設会社が建設していたのだし、さらにはこの手抜き欠陥マンションを売る立場の奴らも事情は知っていたはずというし、ダレも彼もが事情を知りつつ利益のために口をつぐんでいた構図でしょう。
設計士が言うには、ツボ単価を40万以下(普通のまともな建築会社ならこの予算で建つのは木造アパートだそう)に抑えろとヒューザーから言われているのでそうしろ、と木村建設会社から指示→それは無理だと主張したら鉄骨の数を減らせと指示→強度的に無茶だと主張したら仕事を回さないと脅される→浮いた建設費は木村建設の幹部にキックバック、という流れ。病気の家族がいるので仕事が回ってこなくなるのは非常に困るため、悪いこととは知りつつも指示に従った。ということらしい。
なんか・・・・・・なんかさぁ・・・・病気の家族のことまで持ちだされると、ついつい追及の矛先が鈍るのですが、違う気がするのですヨ。
それはプライドの問題だ。
どんなに困った状況であろうと、自分の良心に恥じない生き方が出来るかどうか。の問題だ。確かに、建築設計士である以上、それで飯を食うのが一番効率がよくて割が良いだろう。でもな、それは犯罪に手を染めてまでもやりとおさなければならないことか。汚い仕事で養われる家族はどうだ。そんな状態に家族を置くことに心苦しさは覚えないのか。
底辺の仕事ってのがある。所謂単純労働だったり、3K職場だったりであまり人の好まない仕事だ。しかしこの仕事をする人がいなければ、世の中は立ち行かないという立派な仕事だ。そして大概において、この仕事はいつも人手が足りない。
病気の家族を養わなくてはいけないなら、この手の仕事をやったっていいのだ。事実そうしている人もたくさんいるだろう。やりたいこと、かなえたい夢はあるけど、事情が許さないからひたすら毎日頑張っている人たち。
結局「病気の家族がいるから、仕事がなくなると困るから」は甘えなのだと思う。そうすれば許される、というひとつの免罪符だったのだろう。だが違う。それは違う。
そして開いた口が塞がらないのがヒューザーのシャッチョさん(^^;ナンデスカこのひと。姉歯建築設計事務所なんて知らぬ存ぜぬ、から始まって、ホリエモンになぞらえてオジャマモンと呼べの、あっという間に立て替えてヒューザーは違うと言わせて見せるのといろいろ吹きまくった挙句に、木村建設が不渡り出した途端によわよわっとなって公的資金投入をお願いしたいってあんた(^^;
いい加減にしろこの大馬鹿野郎
って感じ。どこぞで聞いた話ですが、生放送番組に出演して、司会者からさんざんつっこまれて被害者に補償するみたいなことを渋々承知させられてたら、CMに入った途端「阪神大震災ではたくさんのビルが倒れたのに」「中には手抜き工事もたくさんあったはず」「なんで俺ばっかり」「他の会社もやっていることだ」みたいなことをわめき散らしたらしいので開いた口が塞がらなくてかくーんと地面まで落ちますよ。CM開けにはまた元に戻ったらしいのが失笑ですな。なにこいつ。馬鹿?こいつがトップの会社ってなに?
しかも、イーホームズが不正に気付いたのは10月半ばだという。その時点で、姉歯氏とこの会社の両方に、国土交通省に報告する旨、伝えたそうだ。だから青天の霹靂と叫んでいた日よりもずっと前に彼は事実を知っていた。さらに言えば、今更公表してどうする、黙っているほうが得だとイーホームズに対して脅しをかけたらしい。
人の命が懸かってるのに、なんだこいつヒトデナシ、とか思う以前に、手抜き工事を指示したのならそんなものとっくに先刻承知なんだから(−−; さらに言えば社長から営業にいたるまで欠陥マンションだったことなんて、最初っから承知で売ってたわけだ。中にはそういうのに耐え切れなくて退社した人もいる。人間として正しいと思うのはこっち。
さらにもうひとつ、民営の建築検査機関。他に比べてイーホームズはチェックが甘いから、と言われているけど、なら他の検査機関は大丈夫かって言うとそれさえもちょっと怪しい。だってこの民営の検査機関に出資してるの、住宅会社や建築会社なんだもん。例えばERIに出資しているのはミサワ、大和、積水などの大手住宅メーカー、TBCに出資しているのは清水建設などのゼネコン、これらが金を出して設立させた。とうぜんというかなんつーか・・・・水心あれば魚心じゃないけど、親会社のものにはチェックが甘くなるのは目に見えてるというか、その為にこそ民営化をさせようと政治家を接待漬けにしたって話。阪神大震災がきっかけで、建築基準法が早急に見直されることになったとき、ここぞとばかりに民営化を推し進めて可決させてしまった。結果がこれだよ。
当然そんな感じで、役人から政治家から末端の人間に至るまでべったりなのが今回の事件なわけだ。「まぁいいか、なぁなぁ」でべったりべたべた腐ったわけやね。べったりべたべたでも納豆になれば美味しく食べられて身体にもいいのに。
べったりべたべたな故に、黒幕は追及されないで終わりそうな予感がする。ここで一念発起して、行く所まで追求してくれよ。そうでなければ、マンションには安心して住めないし、ホテルに泊まるのも安心して出来ないよ。
そして今回の教訓はこれだろう。
たとえ自分が苦労しても辛くても、誇りのもてる仕事をすべし。
自分を含め、そう思う今日この頃なのです。
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